あおそら

自分のための走り書きらくがき帳 

のうとからだ

人間は放っておくと考えてしまうんだけど、絵を描いているときって実は何も考えてないんですね。ある意味で思考がストップする。子どもの無心とはちょっと違うんだけれども、それに近づいていく。つまり幼児に近づいていくんです。そこで初めて身体が動き始める。脳というのは、悩んだり苦しんだり悲しんだり迷ったりして、時には嘘もつくんです。時にはどころか、しょっちゅう嘘をつく。本体であるはずの僕は、普段は、私という自我に振り回されているわけですね。だけど肉体は一切振り回されてなくて、すごく正直なんですよ。

  文学界「横尾忠則インタビュー」より 

 

文學界2019年10月号 (総力特集 阿部和重『Orga(ni)sm』を体験せよ】)

文學界2019年10月号 (総力特集 阿部和重『Orga(ni)sm』を体験せよ】)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: 雑誌