あおそら

自分のための走り書きらくがき帳 

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

もの

王陽明は、朱子の学とはちがって「いったい「物」というのは何ぞや」という、そもそもの論をしっかりと説いていた。 朱子は「物を理解し、その理をきわめる」と、いうけれども、物をみる自分の意識は「物」の外に厳然と存在しているものではない。「物」と、…

ようろうさん

じゃあ理論の極端さがなぜ有益かというと、両極で成り立つことはそれより内側ではかならず成り立つからです。理論のよさはそこだと、私は思ってます。両極を考えて、はじめて中庸が成り立つんです。両極をちゃんと見切れば、中央はわかります。 ふつうはそれ…

パン籠

リアリズムの領域ってあると思うんですよ。その領域を超えてしまったパンに見えるんですよ。 現実のパンであると同時に非常にまるで異界からやってきたパンじゃないかと思わせるくらいに見える。 われわれは現実の中に生きていると思っているけども、実はシ…

山によせて 富松良夫

ひかりのヤをはなつ朝 山は霧のなかに生れ むらさきの山体は こんじきの匂ひをもつ あたらしい日を信じ あたらしい世界のきたるを信じ さらに深い山の発燃を信じ にんげんの哀しさも 国の面する悲運のかげも 世界の精神的下降の現実も わすれはてるわけでは…

まつけん

僕は演じる人物のリサーチを徹底して行うのですが、そこに頼り過ぎてしまうとコピーにしかならないので、演じる前にリサーチした情報を捨てたり忘れるようにしています。今回も捨てていく作業をしてから演じたのですが、演じている途中で芝居をしている感覚…

We

亀の夢をみた 映画ネバーエンディングストーリーのなかに出てくる賢者モーラのようなの ボロボロの亀が数段重なってた それがなにを意味するか自分にははっきり分かったがすぐ忘れた 惜しいことをした… 疑問が解けた瞬間だったのに 亀はなにかの象徴だった …