80’s
「ランゲルハンス島の午後」を読んでいる。
文庫でなくて大型本。
むかしクラッシーという雑誌に連載されていたものの書籍化。
安西水丸の絵に添えられた肩の凝らない文章、という感覚で村上春樹を読んでいた。
だから文庫より大型本こそがお薦め。
ひさしぶりに読むといろいろ気づく。
あのころはコンビニもなかったしスタバもなかった。
海外旅行も今ほど一般的でなかったしKALDIもなかった。
ワープロ全盛。パソコンもなかった。
なんとのどかで素朴な世界に生きてこれたんだろうという気持ち。
時代が過ぎて得たものは多いけど失ったものも多いな。
過去に生きる気はないけれど。
と、まあありきたりな感想ではある。
退屈。