なぜ絵を描くか
ことばを爆発的に覚え始める三歳ごろから絵を描き始める。
進化の過程で何かを得ることは何かを失うことでもある。
慣用句など使わず表現すること。絵も小説も役に立たない意味のないところの方が表現としての面白さになる。
アーティスト自身も自分の概念の枠組みを壊していくところに創造(クリエーション)のカギがあるんじゃないか。 齋藤亜矢
美術館でいろんな作家のいろんな絵を見た後に「あ、この人こう世界を見てるんや」と見て行ってるうちに自分のいろんなモノの見方みたいなのがどんどん洗われていくというか余計なものを排除していってその絵にいろんな感覚を託せるみたいなのがあって、それ見た後の美術館の外に出た時の景色とかがすっごいパキッと見えてて、なんか死んだ人が一日だけ蘇らせたるわと言ってもらって蘇って世界見たときくらいの感動がある。もう見れないと思っていたのに見れたみたいな。美しすぎるみたいな。そのくらい大げさに感動するのは多分いろんな作家の目でその絵を通してその人たちが見た世界というものを見てその人たちの目を借りてんやろな。いろんな目を借りてるからこんだけおもしろく見えんのやろなという。 又吉直樹
≪みる≫という事がそもそもクリエイティブだ。 マティス
ヒトはなぜ絵を描くのか――芸術認知科学への招待 (岩波科学ライブラリー)
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