りーさん
1. 「増やすな。捨てろ。」
余計なことを考えるのをやめましょう。心の鏡を澄みきらせることが、外の世界の清澄につながるのです。
2. 「お前は考えたように、変わる」
どうなりたいのか、静かに願いながら毎日を過ごしましょう。
3. 「人から感じろ。己を知るとはそういう事だ」
他人に見た良いところ、嫌なところ、それはあなたなのです。なぜなら、あなたは「自分自身がつくりあげたフィルター」を通して世界を感じているからです。
4. 「正しいか間違えているかなど、考えるな」
考えて分けるのは、やめましょう。一体として、感じるのです。
5. 「俺はお前のために生きているのではない。お前も俺のために生きているのではない」
自分を作るのは自分自身なのです。
6. 「状況など気にするな。機会は己で作り出せ」
踊らされたくないのなら、先を読んで先に動きましょう。
7. 「常に己であれ。己を表現し、己を信頼しろ。」
当たり前ですが、自分は他人ではないからです。常に100%の自分でいる練習をしましょう。
いまわのさん
「本当のことを言うのに大きな声で言う必要はない」ということをね、中学校の頃かな、教わったんだよ先生に。だから大声で宣伝されているようなことは疑っちゃうんだよね、僕は。
「自分がはっきりとイメージできるものは、いつか必ず実現する」という大昔の偉人の言葉は、どうもウソではなかったらしい。きみも夢があるなら、一度きちんとマンガにでも書いておくといいだろう。ただしはっきりと、だ。
みんな、ぼくたちはちがう所で言い合ってるのさ。似ているだけで理解できてるんじゃないのに。それでも、はなはだしくちがった考えは世間からはずされる。てきとうな理由で満足して。
そして一つのわくの中にはめこむ。きみらの理解できるわくの中に。その他にちがう所があるなんてとても信じようともせず、信じられずに。
すべての人が孤独なら孤独なんてないのと同じさ。すべての人に夕暮れが来てあたりがまっ暗な夜になる。
きみが誰よりもおびえても寂しくてふるえが止まらなくても世界的には事件ではない。きみがそれよりもっと不幸でも誰かが経験したことさ。耐えられなくても仕方ないさ。あたり前だろ?
そういうふうに説明しちゃって、しかもこう書かれちゃうともうどんどん小さくなってさ、これはこういうもんだっていうふうになっちゃってさ、それを見て人はそうおもってしまうっていうのは、マニュアル化の時代というかさ規格化されたものを与えられている人たちに悪いなと思ってかわいそうだなと思って。そういうシステムに加担しているような、自分がなんか情けないっていうかね。
by 忌野清志郎
やってみる?かなもりしき
けっ
なんと1977年出版。このあとササキマキさんの絵は村上春樹の本のなかで何度か見た。
今まで書いてきた本は全部、大きな構造とか歴史の中で翻弄されている個人の話しか書いていない。特定の社会問題とか歴史的出来事なりが経験されるときには必ず個人によって経験される。そういう意味でいうと僕らはバラバラなんですよ。個として生きている。そっちを描きたい。
僕は社会学者として失格なところがあって、個人による社会で皆繋がって相互行為してネットワークのなかで生きてるよっていうのが、ほぼ100%の社会学者がそう思っているんだけど多分僕だけだと思うんですけど、皆バラバラでひとりっきりで閉じた中で孤独に生きてるんだよっていう風に思っているんですよ。
by岸政彦onネコメンタリー