あおそら

自分のための走り書きらくがき帳 

からだ

あえてそれを努力というのであればその都度その都度「違和感」を見つけていく行為がそうなんだと思いますね。

                                ~ p.41

脳を過剰に動かして生活している現代社会では、自然さをたくさん残した身体にお目にかかることはそうそうないわけです。

                                ~ p.71

一生懸命やっているのに上達に結びつかないのは、その努力が結局、その人の現状肯定みたいになっているからだと思うんです。つまり、進歩向上するには現状を否定しなければいけないのに、現状を肯定しているからうまくいかない。

                                ~ p.119

人から見ると、自然界には矛盾があるように見えるかもしれないけど、もとより、矛盾というものはそこに存在しえません。でも人間は、言葉を使って「愛」と言ってみたり「憎しみ」と言ってみたり、みんなが自由勝手にそれぞれ意味を作り出すから、巨大な矛盾を抱えてしまうことになる。

                                ~ p.121

身体の状況と心の状況というのはものすごくリンクしているものです。逆にみぞおちを自在に緩ませられるような体であれば不快に感じなくてすむ。みぞおちが緩んで重心が押し上がってこなければ、恐怖を感じたいと思っても、身体がその状態になっていないから、恐怖の感情が涌かない。心臓を圧迫するように横隔膜が縮むこともなく、身体の重心が落ちた状態だったんだと思います。

                                ~ p.167

いい身体構えとは次の瞬間、どんな状況にも対応できる柔らかさと速さを持った身体なんです。そういう身体を持っている人は心構えもちゃんとできているものです。

                                ~ p.168

 

賢い身体 バカな身体

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