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むらかみさん

本とか

「偏愛」とは、それに出会ってしまったら人生が変わるというくらいに強烈で、理性を吹き飛ばしてしまう危険な情動が継続されることをいう。偏愛は、決して得られないものを希求するので、必ず飢餓感を生む。偏愛が派生させる飢えを経て、人は現状への、耐え難い不快感と不満と不安を抱くようになり、やがて「別の人生」をイメージするようになる。別の人生をイメージすることは、人生を、苛酷に、かつスリリングに、努力しだいでは充実したものに変化させる。

「偏愛を経て別の人生をイメージする」以外、刺激的な日常も、充実感や達成感も手に入らない。別の人生をイメージできない人は、今の人生を受け入れるしかなく、それは閉鎖的で、本質的につらいものとなる。精神の収縮、すなわち、「抑うつ」がその人を覆うようになる。 

星に願いを、いつでも夢を

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